喪主、挨拶。
4. 様々場面での挨拶
葬儀社のスタッフから、最後の挨拶を促していただけます。
最後に・・・
今後、ご香典のお返しや四十九日または50日祭(天理教)の準備など、まだまだやらなければいけない事はございますが、故人を想い、最期を見届けてください。
お寺や僧侶様へのご連絡について
前回のおさらい
3. お寺・寺院への連絡
故人の宗教を基に、お寺または寺院に連絡します。
葬儀を執り行う際、故人が敬拝する宗教を知っておくことはとても重要です。
連絡後、僧侶の都合を確認出来れば、お通夜や葬式の段取りがしっかりと決まります。
連絡が遅くなると、葬儀の日程に少し時間がかかるかもしれませんので、必ず早めに連絡は入れましょう。
期日がわかれば、お通夜や葬式の日取りも決定するため、それに合わせるように葬儀社の方も動いてくれるので、あとは葬儀社のスタッフにお任せできます。
ご遺体はその間、葬儀社のスタッフたちがドライアイスなどで腐敗を防いでくれますので、あまり心配されることはありません。
また、ご遺体は少しづつ変化していきますが、綺麗にお化粧をしてくれたり、見た目で隠れないところも綺麗にしてくれるので、安心して最期を見届けてあげましょう。
喪主、またはご家族には一つ大事な仕事があります。
それは、生前の故人の写真です。
過去の写真から探したり、データとして残っている写真であったり、またスマホで撮った写真、なんでも構いません。
どんな形態でも構いませんので、写真を探してください。葬儀社のスタッフが綺麗に加工し、背景に淡いブルーを入れた状態にしてくれます。
当時、私の父の遺影写真は、孫と一緒にディズニーランドで撮影した笑顔の綺麗な小さな写真から加工していただきました。
また、写真とともに、故人の好きだった食べ物や趣味、そのほか気になったものをどんどんピックアップしておきましょう。
それらは、祭壇にお供えしたり、一緒に天国に持っていける物を棺桶に入れて、最後を見届けるためのツールになります。
斎場に到着後、スタッフとの打ち合わせ
2. 葬儀全体の監督
葬儀の種類・・・
- 一般葬(葬儀式、告別式)・・・家族・親族・親しい知人を招き、宗教的な意味合いが濃く、読経をしたり魂を浄化させるために行う儀式(葬儀式)です。告別式は、社会的に執り行うための、表向きな式典です。
最近では、それぞれ別々に行うことはせず、両方とも一連の流れの中で進む傾向にあります。家族その他、様々な方が出席されますので、一言でいうと一般公開された葬儀(告別式)になります。 - 家族葬・密葬・・・・・・・・・一般葬と決定的に違うのは、葬式に来ていただく方は親族のみの場合が多く、故人や喪主、家族とも密接に関係している方達ばかりです。
故人の会社関係やおつきあいがある方(喪主とは関係性がない方々)は来られないので、気を使うこともそれほど無く、最期の時間を家族や親戚らと大事に過ごせます。
※今回の葬儀は、生前、父親からはっきりとは聞いていませんでしたが、小さな葬儀でいいという旨を聞いていたこともあり厳かに家族葬で執り行いました。
そこまでに至った経緯は、当日、葬儀社のスタッフ方達からこれからの段取りを相談している時に、どういった葬儀のパターンでするのか、規模はどのくらいでさせていただくのか、会社関係や近所の方達を呼ぶのかなど、そういった話を聞いているうちに父親から聞いたことを私が思い出しました。
出席した親族からは、ご出席される皆様やご近所の方に対して、受付やその他仕事に従事することもないためバタバタすることもなく、ゆったりとしたお通夜や葬儀になったので家族葬も良いねとおっしゃっていただきました。
また、お通夜では親族の皆様しかいませんので、式典が終わってから一気に出席者が減ることもなく、なかなか集まらない親戚一同が返し、会話も楽しくその夜はゆっくりと過ごすことができました。 - 一日葬・直葬・・・・・・・・・家族葬や密葬より、もっと小さな葬儀になります。通夜をなくしたスタイルになり、一日で済ませることによって、出席者にも負担が少なく時間も取られないため、都会を中心に多くなっています。
- その他・・・・・・・・・・・・最近、ニュースでも報道された「平尾昌晃さん」の音楽葬や、著名人や芸能人など故人を偲ぶ「お別れ会・偲ぶ会」など、故人にちなんだお別れをする葬儀があります。また信仰に基づいて執り行う「宗教葬」や、無宗教ではどの形態にも当てはまらない「葬儀」をされる方もいらっしゃいます。
故人を想って
父親を移送させるには
病院からの移送
その間、私たちはいろんな事柄を決めていきます。
ではこれから実際に行った事柄をお伝えます。
1. 葬儀社の手配
人身事故の被害者家族になるということ
喪主の仕事・・・・
喪主には大事な仕事が4つあります。
- 葬儀全体の監督
- 様々な場面での挨拶
- お寺や寺院、お坊さんへの連絡
- 葬儀社の手配
亡くなるということ
喪主、または施主とは・・・
喪主とは・・・
喪主になる順番
- 配偶者
- 次男 または、それ以降の男子
- 長女
- 次女 または、それ以降の女子
- 故人の両親
- 故人の兄弟や姉妹
はじめての喪主。
喪主とは・・・。
みなさん、喪主って経験がありますか?
そもそも喪主とはなんだろう?
喪主=葬儀の時の当主。言い換えると、なくなった人に変わるお家の主(ぬし)です。
その当主が、お葬式の監督として責任を任されます。
そういうふうに考えると、喪主を経験するって、人生で一度あるか無いかじゃないでしょうか。